「エロ」から脱却するためにおすすめの恋愛漫画を紹介したかった
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こんにちは。
先日ぶりですね。
当アドカレもなんやかんや10日以上続いておりますが、そうこうしている間に世間は夏真っ盛りです。
私が普段行き帰りに聴いているプレイリストもいい感じに夏の雰囲気を纏ってきました。
残念ながら今回の記事の主旨と外れるためそこの詳しい紹介はまた機会があればするとして、よければ皆さんも私と一緒に
Surf Rock is Dead*1
を聴いて夏っぽくなりませんか?
上記2曲が収録されている「Existential Playboy」はかなりの名盤なので聴いておいて損はないです。オススメ。
さて、つかみはこれくらいにして記事のタイトルに話を戻していきましょう。
改めまして皆様、エロの熱気溢れるこの世の中、いかがお過ごしでしょうか。
ちょうどFANZAやDLSiteでサマーセールも開催されていることですし、皆様の財布の紐も緩みがちなことと思います。
さて、つい先月のことです。普段はポルノ(音楽じゃないほう)と野球と労働で埋め尽くされている私のタイムラインを駆け抜けた一つの流行がありました。
そのトレンドの名をハチミツとクローバーと言います。
(ちなみに私はソフトバンク経済圏にいるので*2電子書籍はebookjapanを愛用しています。金曜日に買うとなんか35%くらい値引きされるので助かってます。ダイマか?)
このブログをご覧になっている読者の方々も当然その際に読まれたことと思います。
そこでお尋ねしますが、皆さんはどの竹本が好きですか?
…え?山田が?
わかりますよそれ!!!
山田がさぁ!!!!真山と一緒に乗った観覧車がさぁ!!!!!!!
………失礼しました。
まあ皆さんは当然すでにハチクロを読まれていることと思いますが…
(2回目)
さて、私はそうやって恋のトライアングルに翻弄させられているうちにあることに気付いてしまいました。
そう、エロがなくても恋愛というドラマがあれば俺たちは十分に狂えるということに。
考えてもみてください。
これは老化にともなう「枯れ」に怯える我々にとって非常に大きなブレークスルーとなるのではないでしょうか?
インターネットを終の棲家と定めた人間がこぞってTwitter亡き後の移住先を探し求めているように、性欲亡き後のオタクはひょっとして恋愛マンガに向かうべきなのではないでしょうか。
というわけで、私と一緒にそういうマンガに触れることで来たるべき世界に備えていきましょう!
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1. ハレルヤオーバードライブ!
とりあえずこれ、音楽×恋愛=王道ですよね!
一目惚れした先輩を振り向かせるために同じ部活に入って音楽を頑張る、そんなド直球の本作の見所は演奏シーンの書き込み量にあります。とにかく見開きで圧倒してくるタイプのストロングスタイル漫画、これぞ少年誌ですよ!試し読みでそこまで辿り着けるのかは知りませんが…
キャッチコピーにも使われている「音楽の魔法」、つまり我々が音楽に惹かれる理由も早い段階で示されており、その考え方を軸にしてキャラが行動して話が進んでいくので比較的感情移入もしやすいです。
ちなみにそのシーンでハチクロを履修していると思わずニヤリ…というか絶叫できるある繋がりがあるので、そういう点でもこの作品をプッシュさせていただきます。
作者の高田康太郎先生はハヤテのごとくのアシスタントだったらしいので最初のほうの絵柄はかなりそれっぽいんですが、巻が進むにつれてどんどん絵が上手くなっていく*3のでそこも注目してみると面白いです。
その絵柄の変化に伴って相関図にもどんどん線が引かれていってやがてラブコメからガチの恋愛漫画へと進化していくので、後半になればなるほど脳内の評価点がメキメキ上がっていくこと請け合いです。
まあ私は中盤からずっとタンポポたむ、萌え~~~~~!!!!と叫び続けていたんですが…
ちなみにハヤテ繋がりでコミックス版3巻の限定版の表紙の裏にはメインヒロインの空次ハルと三千院ナギがなんとあの畑先生によって描き下ろされています。
というわけで、
・見開きで読むと臨場感がすごい
・(買ったのが限定版だったら)3巻にオマケがある
・供給過多なのか書籍版のまとめ買いが安い(1000円ちょいで揃う)
ので、私としては書籍版がいいかな~と思います。
………
てか調べたら高田先生、ゾン100の作画担当でした
そんなことある?
(あ、アイコン若葉ちゃんだ…)
でもこれ、ゾン100が流行ったら中古価格も高騰するかもしれない…ってコト!?*4
既に私のタイムラインでは小さい先輩の次くらいに話題になっています*5からね。まずいですね。
私たちは今のうちにこっちを履修しておいて、ゾン100フィーバーが起こったらみんなでドヤ顔しましょうね。約束ですよ。
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さて、甘酸っぱい恋愛の良さを十分に堪能できましたね。
しかし現実は上手くいく恋愛ばかりではありません。
では、うまくいかなかった恋愛と我々はどう向き合っていけばいいのでしょうか?
その答えもマンガから探していくとしましょう。
2. やれたかも委員会
これは有名な作品なので皆様もご存知かもしれません。
あの時の「やれたかもしれない」思い出に共感したりしなかったりしてみんなで一緒に悶えましょう。
多くが実際のエピソードを基に作話されているうえ、話の焦点が「やれた」「やれたとは言えない」に置かれているのですべての話に適度な生々しさがあり、それがなんともいえない中毒性を与えています。恋バナが好きだった人には特に刺さるんじゃないでしょうか?
長編もいくつかありますが、基本的に一話完結なのでとりあえず読んでみることをオススメします。
試し読み?ノンノン。
今ならなんと、ここで7/17(記事公開時点の週末)まで全話無料で読むことができます。太っ腹!
生々しいとはいえさほど重くはないのでサクサク読めるはず。土日の数時間で読破できると思うので、この作品を知らなかった方はよければこの機会に少し触れてみてください。
ちなみに期間終了後も作者の吉田先生のnoteから1巻まるまる無料でダウンロードできます。太っ腹!(2回目)
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というわけで、恋愛にも色々あることがわかりましたね。
とはいえ「恋は盲目」という言葉があるように、昔の恋も今の恋も時間を経たのちに振り返ってみれば意外と大したことないのかもしれません。
ですが、仮に昔の恋がそのままの形で甦ってきたとしたらどうでしょう。
あなたは、私は、盲目にならずにいられるでしょうか?
3. 青春のアフター
(特に示し合わせてなかったのに7/6のアドカレと作者被りが起きてしまいました。おにいさんゆるして…)
今回の記事が難産だった最大の原因です。
とりあえずあらすじを読んで、試し読みをしてください。
…読みましたか?
普段は成年向けを書いてる人なので雰囲気がエロ漫画っぽい、それもわかります。実際エロもちょっとあります。
ですがそれ以上に、少しでも「キッツ…」と思いましたか?
思ったなら、
ぜひ最後まで読んでください。
見届けてください。
正直ここから先はすべてがネタバレになるといっても過言ではないので作品の周りをグルグル回るような形での紹介しかできないのが非常に歯がゆいのですが、一つ言えるとすれば構成が非常に上手いです。
この後もくんずほぐれつひたすらドロドロしていくのですが、その中でいくつもの「対比」を巧みに用いることで登場人物の感情をこれでもかというほど露わにしてきます。
そして最終巻の後半からはそれに拍車をかけつつ冬茜トムばりの伏線回収をしてくる*6のですが、その着地点もこれまた見事としか言いようがありません。ある疑念を確信に変えてくれる最後の2ページを読んだあと、私は暫く放心して動けませんでした。
そして動く元気が戻ってくるやいなやすぐ2周目を読み始めて、ああなるほどここは…と深く深く読んでいたところ当記事の執筆がギリギリになってしまったというわけです。
ごめんなさい、甘く見てました。
もう一つ、すべて読みきったあとに浮かんだ疑問です。
この作品のタイトル、「青春のアフター」とは、いったい誰に向けて捧げられたものなんでしょうね?
深い青春のアフター飲み、お誘いお待ちしております。
ついでに連載終了後に同人誌として描きおろされた「IF」も一緒に読むと幸せになれると思います。
というわけでこの漫画、読んでて本当に苦しかったです。
漫画キツすぎてわざと変な声出しながら読んでる
— さいばし (@MZH_nomumii) 2023年7月9日
本当にキツかった この苦しみを味わってほしいのでがんばってアドカレを書きます
— さいばし (@MZH_nomumii) 2023年7月9日
いやこんな苦しい思いを進んでする必要があるのか…?と何度も自問自答しました。*7
甘酸っぱさなんてものは微塵もありません。そこには漫画というファンタジーを通して描かれるリアルがただ広がっているのみです。誰だよ「大したことないのかもしれない」とか言ったの。
恥ずかしながら今になってやっと気付いたのですが、我々、いや少なくとも私は、今回のような一周回って逆に「キツい」以外の語彙を失うレベルの体験をこれから現実でしていかなくてはならないんでしょうか。
冗談じゃありません。
もう私はね、恋というものに絶望しました。
というわけでここからは私の好きな寝取られ漫画を貼っていきます。
4. NTR²
申し訳ありません、絶望のあまりいきなり真打を出してしまいました。
「すべての寝取られ漫画を過去のものとし」たというDLsiteの紹介文に間違いはありません。この作品に並ぶものは今後もう出てこないのではないかと思っています。
とにかく最後まで本当に救いがないのですが、同時に最後まで本当にエロいので、寝取られの醍醐味であるいわゆる「鬱〇起」をこれでもかと促してきやがります。
ヒロインはそれなりに早い段階で屈するのですが、「NTRは堕ちるまでが至高!堕ちてからは蛇足!」という宗派の方もとにかく最後まで読んでください。おっと、これ以上はネタバレなので触れません。
この作品は他のNTR作品と比べても脳の破壊度が半端なく高いです。寝取られ愛好家の皆様には私が太鼓判を押して薦めるのですが、逆に耐性がない方は普通にトラウマになるかもしれません。
しかし「NTR無理?それ素質あるよw」という最悪な言い回しもありますよね。
というわけで、刺激が欲しいそこのあなた
――いかがですか?
~~~
5. ユリシス
百合の間に男が挟まったっていいじゃない!
ついでに両方堕としてもいいじゃない!
という作品です。なので本音を言えば普段そういうことばっか言ってる百合厨にこそ読ませたいです
ヒロインである百合カップルの姉妹は元々2人でエロいことをしていたので、無知・無垢な姉妹を汚す…というよりその関係性を破壊することに重きが置かれています。そっちのほうが好きな方にオススメですね。
互いに向いている感情が徐々に捻じ曲げられていく描写はかなりレベルが高いです。ですが、その矢印は最初から純粋なものだったのでしょうか?
寝取られることによってヒロインが覚える感情は寝取られという過程を通して新たに植え付けられたものなのでしょうか、それとも彼女らの内に既に存在していたものが剝き出しにされた姿なのでしょうか。
良質なNTRモノを読んでいるとついついそんなことを考えたくなります。
また、インターネットではNTRの記号のような扱いを受けているチャラ男くんが好例であるように、主に女性側の感情の動きがメインであるこのジャンルにおいては竿役がとりわけ没個性になってしまいがちです。
しかし、今作品でそれを務める写真部の男子生徒は理性の残る狂い方とでもいいましょうか*8、なかなかに忘れがたいキャラクターになっているのも私がこの作品を推すポイントです。
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…あまり貼っても脳が修復不可能になると思うのでこの辺にしておきます。
もう恋愛なんてコリゴリですね。とほほ。
とはいえつい先月の流行だったし、まだまだタイムラインのみんなは恋愛漫画を語ってるんだろうなぁ。
みんなにどんな顔して会えばいいんだろう…
俺が恋愛漫画を読み漁っている間に、周りでは大食いを題材にした漫画「喰いしん坊!」が流行っていた
そんな~*9
というわけでお腹も空いてきたのでなんか食べてもう寝ます
お疲れ様でした。
おわり
アドカレ、翌日の記事はこちら↓
*1:良いバンドはもう名前から良いですよね
*2:だから野球の悪口くらい言わせてくれ
*3:というと語弊があるかもしれないので、クセが抜けると言ったほうが正しいかもしれません
*4:でもナニワトモアレの全巻セットはファブルが流行る前から普通に高かったですよね
*5:色々な意味でポスト天使様かもしれん
*6:私はアメグレでエロゲ義務教育を終えたのでこういうのに人一倍弱い
*7:過去の傷によるデバフもあるらしい
*8:「サイコパス」って言葉流行りすぎて軽率に使いたくないですよね
*9:ちなみに当アドカレの主催者である日本萌学会さんはTwitterでシャドウバンされているので検索には出てきませんでした